福井県立恐竜博物館はアメリカからカマラサウルス全身骨格を購入し、クリーニング作業を行っています。この様子についてはクリーニング室の窓からご覧いただくことができます。全長15mにおよぶ巨大な骨格であり、細心の注意を払いつつの作業は、完了まではやはり長い期間が必要であるようです。
このたび、クリーニング作業が進んだ一部の化石についてご来館の皆様に期間限定にて公開することにいたしました。
公開は、関節した頸椎(首の骨)が2点、尾椎が3点、右上腕骨、右脛骨の7点のブロックです。上半分だけクリーニングを終え、下半分にはまだ保護のための石膏ジャケットがかかっています。
通常、化石骨格をご覧いただく時はきれいにクリーニングを終えた状態です。こうした研究され復元される前段階でお見せすることはまれではないでしょうか。発見の生々しさを感じさせる貴重な状態、ぜひこの機会にご覧になってください。