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お知らせ 2011/02/25 

「生命の歴史」ゾーンに標本を追加しました

アーケロンが展示標本として加わりました。巨大で迫力がありますね。恐竜博物館はさらなる魅力アップのため、展示室2階「生命の歴史」ゾーンに新たな化石標本を追加しました。

追加された標本は、恐竜時代の海ガメであるアーケロン、新生代のクジラの祖先パキケタスとドルドンです。アーケロンは甲羅が4mを超える巨大な骨格標本。ドルドンは現在のクジラとちがって、鋭い歯を持つ頭部と、退化している小さな足があるのが特徴です。

アーケロンは「中生代の海」コーナーに、パキケタスとドルドンは「新生代の海」コーナーに展示されています。いずれも大きな標本で迫力満点ですよ。ぜひご覧になってください。

追加展示標本

アーケロン・イスキロス
アーケロン・イスキロス
名称
アーケロン・イスキロス
時代
白亜紀後期
産地
アメリカ合衆国
寸法
全長4.5m
アーケロンはかつて地球上に存在したカメの中で最大級のものである。甲羅は原始的で、現在のオサガメのように皮膚で覆われており、一般的なカメのように硬い甲羅が発達していない。顎の構造は硬いものを食べていたことを示し、中生代の海に栄えていたアンモナイトを食べていたかもしれない。

パキケタス・アトッキ
パキケタス・アトッキ

 

名称
パキケタス・アトッキ
時代
始新世前期
産地
パキスタン
寸法
全長2.5m
完全に水中生活に適応する前の段階のクジラ。5000万年ほど前に生きていた。4本の足があり、鼻の穴も頭の上ではなく、鼻づらにある。この化石は最古のクジラがどのような姿であったかを我々におしえてくれたと同時に、偶蹄類との深いつながりを示す直接の物的証拠となった。

ドルドン・アトロックス
ドルドン・アトロックス

 

名称
ドルドン・アトロックス
時代
始新世後期
産地
エジプト
寸法
全長5.5m
約4000万年前のクジラ。鼻の穴がやや後ろに移動するなど、水中生活への適応が見られ、後ろ足は小さく退化している。同時に、現在のクジラのように尻尾の打ち振りで推進力を得られるように、背骨や骨盤の構造が変化した。現在生きているハクジラとヒゲクジラの直接の祖先にかなり近いと考えられている。

福井県立恐竜博物館
所在地:
〒911-8601 
福井県勝山市村岡町寺尾51-11
かつやま恐竜の森内
TEL:0779-88-0001(代表)
TEL:0779-88-0892(団体受付)

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