徳島県の恐竜化石について
2021年3月11日
2020年の秋から冬に行われた徳島県立博物館との徳島県勝浦郡勝浦町での共同発掘調査において、2点の恐竜化石が発見されました。これらの化石は、徳島県文化の森多目的活動室で展示されます。
発見された恐竜化石
獣脚類の四肢骨(前肢または、後肢の骨の一部)
- 徳島県内で過去に発見された獣脚類の脛骨(約20cm)に次ぐ大きさの骨化石(約10cm)
- 骨の内部が空洞になっていることから、獣脚類のものと推定されます。
- 骨の詳細な部位が不明なことから全長の推定は難しいものの、骨の長さが10cm程度であることから、比較的小さい獣脚類(~全長2m)と考えられます。
獣脚類の四肢骨
長さ約10cm、幅約1cm、厚さ約0.5cm(2020年10月21日採集)
恐竜の骨質化した腱化石
- 徳島県内では4点目となる恐竜の骨質化した腱化石
恐竜の骨質化した腱化石
長さ約4.5cm、幅約0.6cm、厚さ約0.3cm(2020年11月29日採集)
展示公開
- 場所
- 徳島県文化の森 多目的活動室
- 日時
- 2021年4月23日㈮~5月30日㈰
- 展覧会
- 徳島まるづかみ展 —コミュニケーションで展示を楽しもう!—