標本データベース(2024年7月12日更新)
シリントーナ・コラーテンシス
標本データ
- 標本名
- シリントーナ・コラーテンシス
- Sirindhorna khoratensis
- 分類
- 鳥盤類 鳥脚類 イグアノドン類 ハドロサウルス上科
- 時代
- 中生代 前期白亜紀
- 産地
- タイ王国 ナコーン・ラチャシーマ県
- 地層
- コラート層群 コク・クルアト層
関連項目
これはなに?
タイ王国の研究所との共同調査で発見されたイグアノドン類の新種です。
概説
福井県立恐竜博物館とタイのコラート化石博物館との共同調査で発見された、ハドロサウルス上科の恐竜です。東南アジアの鳥盤類恐竜の中では、全身の特徴が最も詳しく研究されています。口先は横に広いU字型で、あごに並んだ大きめの歯が頻繁に生え変わることで、ついばんだエサを効率よく噛むことができました。ハドロサウルス上科は、前期白亜紀のアジア各地で多様な進化をとげましたが、シリントーナは当時のアジア大陸の南東域でも同様の進化が起きていたことを示す重要な証拠です。
展示マップ
展示室1階 恐竜の世界 > アジアの恐竜