2007年の第三次恐竜化石発掘調査で発見された大型の恐竜化石に、分類上の戸籍といえる学名がつけられました。
学名はフクイティタン・ニッポネンシス(Fukuititan nipponensis)、「日本産の福井巨人」という意味です。中国の地質学専門誌である地質学報(英語版)の第84巻第3号に掲載され、学名として有効になりました。これで竜脚類では日本初の、学名がつけられた恐竜となりました。
ただ残念ながら発見部位が少ないため、フクイティタンの全体像についてはいまだ謎のままです。今後の発掘調査での発見に期待しましょう。
学名記載を記念いたしまして、このフクイティタンの一部の実物化石を期間限定で一般公開いたします。
- 期間
- 2010年7月9日㈮から
- 場所
- 恐竜博物館1階「日本とアジアの恐竜」コーナー