3月23日㈯、カマラサウルスの実物全身骨格除幕式を行いました。これは約3年半にわたって進めてきた「プロジェクト・カマラサウルス」のクライマックスです。
「プロジェクト・カマラサウルス」は、アメリカで発見された全身の9割もの骨が残る貴重なカマラサウルスの化石を、クリーニングし、補修、複製、全身骨格の組み立てまでを一貫して行うプロジェクトです。
式典では来賓によって除幕のひもが引かれ、ついに全長15m、高さ5mの全身骨格が姿を現しました。1億5千万年の時を越え、福井のこの地に巨大な恐竜が甦ったのです。この骨格には発見された実物化石が取り付けられていて、その緻密な造形からくる迫力にはただ圧倒されます。
このカマラサウルスは博物館42体目の全身骨格(実物化石による全身骨格としては7体目)として、今後とも常設展示室で見ることができます。