第二の長崎産恐竜化石について

2012年3月12日

長崎市と福井県立恐竜博物館は、長崎県において二番目の発見となる恐竜化石を初公開します。

2012年3月12日㈪ 午後から、恐竜博物館 常設展示1F「日本の恐竜化石」にて化石の複製を展示します。

化石発見の経緯と状態について

化石は長崎市北浦町(茂木地区)の海岸に露出する白亜紀後期の地層(おそらく三ツ瀬層に相当すると考えられます)から産出したもので、2011年4月17日から19日にかけて長崎市科学館と福井県立恐竜博物館が発掘しました。その後、恐竜博物館が化石クリーニング作業と鑑定を進めてきました。

化石は鳥脚類(二足歩行の植物食恐竜)の右大腿骨の上半部で、やや押しつぶされているものの、骨盤への関節部(大腿骨骨頭部)や筋肉が付着する突起などを伴っていて、保存は良好です。化石の長さは約41cm、骨頭部での幅は約23cm、大腿骨軸部の幅は約14cmあります。その大きさから、全長6m程度の鳥脚類のものと考えられ、またハドロサウルス科に属する可能性が高いと考えられます。

長崎初の恐竜化石(ハドロサウルス科の左大腿骨遠位部:2010年7月公表)が、長崎半島(野母崎)の西海岸に分布する三ツ瀬層(約8400万年前と推定)から産出しています。今回の化石は異なる場所から発見された別個体の化石であり、長崎市周辺に恐竜化石が続けて発見される可能性を示していると言えます。

産出した長崎市北浦町産出の大腿骨化石。左から順に化石の前方、外側方、後方。
産出した長崎市北浦町産出の大腿骨化石。左から順に化石の前方、外側方、後方。
参考資料)白亜紀後期のサウロロフス(鳥脚類・ハドロサウルス科)の骨格をもとに、今回の化石の部位(右大腿骨上半部:左拡大図中の赤の部分)を示す。
福井県立恐竜博物館
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