ゴールデンウィークのお楽しみ!恐竜博物館ではこの期間、カマラサウルスの頭骨復元の初公開など、魅力たっぷり!ぜひ恐竜博物館へお越しください!
カマラサウルスの復元頭骨を初公開
恐竜博物館は「プロジェクト・カマラサウルス」として、2009年に購入したカマラサウルスの貴重な全身骨格をクリーニングし、研究し、組み立てまでを数年間かけて行っています。
クリーニング(岩からの取り出し作業)がようやく完了し、次の全身骨格の復元に向けての重要なステップのひとつである「頭骨の復元」ができました。これは、発見時には平面状につぶれていた実物頭骨を精査し、複製を制作し、生きていた時のような立体的な頭骨の状態にしたものです。
3階特別展示室に、先に公開したクリーニングが完了した頭骨実物化石も一緒に展示していますので、比べて見るなどしてぜひじっくりとご覧ください。
恐竜化石複製の制作実演と解説
恐竜博物館は複製制作専門職員による恐竜化石などの複製制作を行っています。
複製というと『ニセモノ』というイメージがあります。でも、今回の制作実演をご覧いただければ、複製は単なる『ニセモノ』ではない、実物化石と寸分違わずに制作された『標本』とも言え、そのため研究資料ともなることをご理解いただけると思います。ほとんど公開されることのない、制作過程をぜひご覧ください。
また、当館専門スタッフによる解説を以下の日程で行います。
- 日時
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4月28日㈯、29日㈰、30日㈪、5月3日㈭、4日㈮、5日㈯、6日㈰
午前11時からと午後2時からの約30分間(1日2回) - 内容
- 複製制作は、化石を保護しつつ、型を取り、FRP等で複製を作り、彩色を行って完成となります。その過程を当館複製制作専門職員が解説をします。
- 場所
- 3階特別展示室
- 受付
- 各回開始15分前から案内放送をします。参加希望の方は3階特別展示室にお集まりください。
世界の恐竜切手コレクションの公開
恐竜は、その発見以来、人々が興味を寄せている動物です。映画や小説、絵画や彫刻など芸術的テーマとしてもよく取り上げられています。
この現象は切手にもあり、実は世界中で「恐竜切手」が発行されているのです。切手は芸術的価値も認められ、コレクションとして愛好家がたくさんおられます。博物館でも機会があれば恐竜切手を購入してきました。今回約100点に上る恐竜切手の数々をご覧いただきたいと思います。
なお、世界最古とされる恐竜切手(1958年中国発行)も初公開します。
「世界の子どもたちが見ている恐竜本」コーナー
恐竜は、大きさやすがたかたち、大繁栄と絶滅をしたことから、子どもから大人までみんな大好きです。どなたでも一度は恐竜図鑑を開いて「恐竜ってすごい」と思いをはせたことでしょう。
恐竜博物館のダイノライブラリー(図書閲覧室)には数多くの恐竜本をそろえています。今回は国外に手を広げ、「世界の子どもたちが見ている恐竜本」として閲覧を始めます。これまでに購入してきた約100冊の恐竜本・絵本を配架しました。3階ダイノライブラリーにお立ち寄りの際は、このコーナーの本もご覧になってください。
- 英語(アメリカやイギリスなど) 約60冊
- タイ語(タイ) 約30冊
- 中国語(中国) 約10冊