福井県の恐竜発掘
化石ができるまで
恐竜たちが水辺で生活していた恐竜時代。
恐竜たちが死ぬと、肉や皮は他の動物に食べられたり、バクテリアに分解されるなどして、骨格が残る。
骨格が、湖や河川・海などの環境下で、砂や泥などの堆積物に埋もれる。
長い年月を経て、堆積物に埋もれた骨格は、地下水や堆積物に含まれる鉱物に置換されて化石化する。そして、地殻変動や風化作用によって、骨格が地表に露出することがある。
露出した骨格化石が発見され、発掘・研究が行われる。
ただし、これらの過程で骨が壊れたり、地表に出てこなかったり、あるいは誰かに発見されなければ、化石として現代によみがえることはありません。いま展示されている化石たちは、かなり運が良かったと言えるでしょう。その意味でも化石は、非常に貴重なのです。