沿革とあゆみ
開館の経緯
1982年に、勝山市北谷の杉山川左岸の崖で、中生代前期白亜紀のワニ類化石が発見された事が発端となり、同地で、福井県立博物館(当時)が1988年に予備調査を実施し、肉食恐竜の歯などを発見しました。この調査を踏まえ、1989年から1999年まで第1次・第2次5ヵ年計画で恐竜化石調査事業に取組み、恐竜をはじめとする多数の脊椎動物の歯、骨、足跡等の化石を発見採取しました。
その数は、日本で発掘された恐竜化石の大部分を占め、さらに、恐竜の連続歩行の足跡化石や肉食恐竜の「かぎづめ」が国内で初めて完全な形で発見されるなど、質的にも非常に優れていました。
このようなことから、これらの貴重な恐竜資源を、学術研究はじめ生涯学習、地域振興、イメージアップ等に活用し国内外にアピールするため、恐竜を中心とした古生物やその背景となる地球の歴史を対象にした恐竜博物館が県立博物館から自然系を分離して建設されました。
開館後のあゆみ
2000年 7月14日 | 開館 |
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2000年11月23日 | ロイヤル・ティレル古生物学博物館(カナダ・アルバータ州)との姉妹提携調印 |
2001年 3月 6日 | 中国科学院古脊椎動物古人類研究所(中国・北京市)との姉妹提携調印 |
2002年 5月26日 | 入館100万人達成 |
2004年 3月13日 | 浙江自然博物館(中国・浙江省)との姉妹提携調印 |
2004年 5月30日 | 入館150万人達成 |
2006年 6月17日 | 入館200万人達成 |
2008年 3月22日 | 自貢恐竜博物館(中国・四川省)との姉妹提携調印 |
2009年 3月26日 | 入館300万人達成 |
2010年 3月17日 | カーネギー自然史博物館(アメリカ・ペンシルベニア州)との姉妹提携調印 |
2010年 7月 8日 | 中国地質科学院地質研究所(中国・北京市)との姉妹提携調印 |
2010年 9月28日 | 河南省地質博物館(中国・河南省)との姉妹提携調印 |
2011年 5月 2日 | 入館400万人達成 |
2011年 7月 7日 | モンタナ州立大付属ロッキー博物館(アメリカ)との姉妹提携調印 |
2013年 3月27日 | 入館500万人達成 |
2014年 7月19日 | 野外恐竜博物館オープン |
2014年 8月11日 | 入館600万人達成 |
2014年11月25日 | シリントーン博物館(タイ・カラシン県)との姉妹提携調印 |
2015年 9月22日 | 入館700万人達成 |
2016年10月9日 | 入館800万人達成 |
2017年 2月 9日 | 恐竜化石とその発掘現場が国の天然記念物に指定 |
2018年 1月30日 | 入館900万人達成 |
2019年 3月31日 | 入館1000万人達成 |
2020年 8月16日 | 入館1100万人達成 |
2022年 8月13日 | 入館1200万人達成 |
2023年 7月14日 | リニューアルオープン |
2024年 1月 6日 | 入館1300万人達成 |
開館までの経過
1982年 7月 | 勝山市北谷の杉山川左岸でワニの全身骨格発見(福井県立博物館建設準備室) |
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1988年 8月 | 勝山市北谷で予備調査し、肉食恐竜の歯を発見(福井県立博物館) |
1989年 4月 | 第1次福井県恐竜化石調査事業開始(5ヵ年計画) |
1995年 4月 | 県教育委員会文化課に博物館準備担当を配置 第2次福井県恐竜化石調査事業開始(5ヵ年計画) |
1995年 9月 | 恐竜博物館(仮称)基本構想・計画策定委員会設置 |
1996年 3月 | 恐竜博物館(仮称)の基本構想・計画の答申 |
1996年 4月 | 県教育委員会文化課に恐竜博物館建設準備グループを設置 |
1996年12月 | 恐竜博物館(仮称)建設準備委員会設置 |
1997年 3月 | 恐竜博物館(仮称)の基本設計終了 |
1998年 3月 | 恐竜博物館(仮称)の実施設計終了 |
1998年 7月 | 恐竜博物館(仮称)起工式挙行 |
2000年 6月 | 恐竜博物館(仮称)の竣工 |
2000年 7月 | 福井県立恐竜博物館の設置および管理に関する条例の施行 福井県立恐竜博物館の設置・開館 |