黒く美しい竜脚類の歯
| 2010年7月20日 |
千秋です。こんにちは。
7月20日火曜日の発掘日誌。それでは始めさせていただきたいと思います。
今日の天気は晴れ。昨日と同じく真夏の日差しがいっぱいの現場です。割と風が吹いてくれるので助かりますね。
さて、前線の足跡面ですが。調査完了のようで、掘削が始まっています。面に四角の切れ込み。いくつかの足跡を取り外そうというのですね。重機のアイアンも加減しています。壊さないように。最後は手作業です。
とりあえず面の3分の1は残しておくとのことですが、かといって現場保存も困難です。痛し痒しですね。足跡を保護したら大割り。何度見ても豪快ですね。これで割れ面をちゃんと見ているというから驚きです。
さて、ハンマー隊のようすです。昨日と同じく昨年の石の続きです。今、来てもらっている学生さん達はみな経験者ばかりですので、要領もちゃんと把握していて、とても頼もしい限りです。昨日は資材運びなどの準備で時間がとれなかったようですが、今日は朝からの作業で昨年のカンを取り戻せたのか、発見数も伸びています。
さて。これは!この黒光り。竜脚類の歯ですね。脇に小さな骨もあります。こちらはカメ?こちら細くて小さな骨。こちら大きめの骨。表面に石がかぶっていますが。
やはり自然の造形美は良いものですね。明日もこの美しさと出会い、また発見の喜びを味わうため、がんばりましょう!といったところで、今日の発掘日誌、終わりにしたいと思います。ではでは。