■1億と2千万年前の岩を手に

千秋です。こんにちは。

7月30日金曜日分の発掘日誌。それでは始めさせていただきたいと思います。

今日の天気は晴れ。今日も予報通りですね。明け方にはひと雨あったようですが、日中はいい天気です。ただ、湿度が上がったままで、じめっと重い感じですね。

さて、前線のようすです。いや~、掘削でだいぶ低くなりましたね。重機もすっぽり入るほどです。前線では、地層の岩を重機のアイアンで割っていくわけですが、1億2千万年かぶりに空気に触れたフレッシュな断面というわけですね。掘削の時の泥で見えにくいですけど、運が良ければ表面についた化石を見つけることができます。例えばこれ、貝化石。ここです。割れた断面ですけど。こちらにも。丸い表面、分かりますか?

高圧洗浄機の用意ができたようなので、岩を洗っていきます。これでさっきよりよく分かりますよ。お?何かあったのでしょうか?おー、キレイな貝。いつもの貝と違って、表面に石がついていませんね。こちら、貝の跡ですね。トリゴニオイデスのような縦線がキレイです。本体も見つかるといいですね。

さて、ハンマー隊のようすです。こちらもなかなか厳しいようです。化石の出方はホント、ムラがありますね。でも悪い時があれば、良い時もあるんです。気を引き締めて頑張りましょう!といったところで、今日の発掘日誌、終わりにしたいと思います。ではでは。