前線の穴の底から見上げると
| 2010年8月16日 |
千秋です。こんにちは。
8月16日月曜日分の発掘日誌。それでは始めさせていただきたいと思います。
今日の天気はくもり。湿度が高く、じっとりとしています。気温が上がっていないのでまだいいのですが、蒸し暑いですねぇ。
さて、前線のようすです。先週に引き続き、岩の確認作業を行っています。岩を水で洗って泥を落としてキレイにします。そして確認。化石、ありましたか？おー、カメ化石。こちらも骨化石。さ、こういう大きな岩に、小さな化石。取り出すには？エンジンカッターの出番です。これは刃先にダイヤモンドが仕込まれた岩石用のエンジンカッターです。カッターで切れ込みを入れて、台状にし、横からヒビを入れて、岩のブロックごと取り外していきます。
それにしても前線にできた穴、深くなったものです。今は地層の縞模様が、ハッキリと見えていてキレイですね。ここが穴の一番底。川のレベルより5～6ｍは下で、水がいつも染み出しています。これ以上、下げるのは限界っぽいですね。
さて、ハンマー隊のようすです。週の初めはゆっくりスタート。岩の感触を確かめつつ、ハンマーをふるいます。さて。おっと、歯の化石ですか。保護剤をかぶっていて見えにくいですね。おっとと！えー、骨の化石、指の骨？でしょうか？結構いいものが出ましたねぇ。すばらしい！
今日は空気が重くて、調子が出ない感じです。でも徐々にペースを上げていきましょうか。といったところで、今日の発掘日誌、終わりにしたいと思います。ではでは。
