■大きめのホネ発見と地層の傾きの話

千秋です。こんにちは。

7月17日木曜日分の発掘日誌、それでは始めさせていただきたいと思います。

さて、今日の天気は晴れ。しかも快晴です。暑さの方もひときわです。ふう。

今日は現場に着いたとたん、動きがあるのが見えました。おわっ!これは…!大きさこそそれほどでもないですが、形に特徴のある骨です。今日はラッキーなところに立ち会えました。血道弓?だの肩甲骨?だの推測が飛んでいましたが、とりあえず部位不明で記録です。それにしても発見したての骨は生々しいですね。こういった感動があるから、発掘はやめられないんですよね、わかります。

さて、右上面での作業は続いています。昨日から今日にかけては、面を少し広げて、新しい層準を露出させたようです。やはり高圧洗浄機、大活躍です。

ここで、現場の位置関係をおさらいしておきましょう。画面左が崖ですね。下がメインの掘削ポイント、そして上が右上面ですね。両者は30~40m離れています。次は崖に向かった写真です。地層が傾いていますので、メインのポイントより右上面は5~6m高い位置にあります。でも層準的には、えらく差があるのがお分かりいただけると思います。

右上面では同じ層準のはずの足跡化石を狙っているのですが、こう距離が離れていると状況も違ってくるようでして、足跡化石発見の可能性はどうやら薄そうです。

といったところで、今日の発掘日誌、終わりにしたいと思います。最後は小型重機によるアイアンの妙技を見ながらお別れです。ではでは。