■普及イベント「発掘現場見学」

千秋です。こんにちは。

8月22日土曜日分の発掘日誌、それでは始めさせていただきたいと思います。

今日の天気は快晴。真っ青な空です。昨日は雨で現場での作業が中止となったりと、天候が危ぶまれましたが、今日は予報通り晴れました。

さて、今日は恐竜博物館カレッジの「博物館自然教室 恐竜化石発掘現場見学」が午後行われました。現場作業を見ながら、発掘の歴史や、地層の状況などの説明を聞いたあと、現場から運んであった石をたたいてもらいました。

さて、前線のようすです。昨日に引き続き、土砂の掘り返しが行われています。現在は少し残っている地層面を除去するための、アイアンでの掘削が行われているようですね。この土砂ですが、現場の川上側と川下側の2カ所にうずたかく積み上げられています。これで、発掘面のキワに溝を掘った程度ですから、まだまだのようですね。

さて、ハンマー隊のようすです。石のアタリが良いのか、週末になって目が養われてきたからか、ぼちぼちと良いものが出ているようです。

おー、骨。こうきて、こうつながるわけですね。お、鼓形の骨。背骨、でしょうね。お、これは歯。獣脚類?でしょうか。わ、出ました。大きめの骨。いいですね。このカーブ具合、肋骨?でしょうか。

今年の発掘では、なかなか「うわーっ!」という良い標本に恵まれませんね。いやなんの。気を引き締めてがんばりましょう。といったところで、今日の発掘日誌、終わりにしたいと思います。ではでは。