■発掘現場は秋の空

千秋です。こんにちは。

9月9日水曜日分の発掘日誌、それでは始めさせていただきたいと思います。

今日の天気はくもりのち晴れ。気温が一気に下がりました。Tシャツ1枚では寒いくらいです。特に前線では風が強く当たって、上着なしではいられませんでした。本当に秋ですね。

さて前線では、足跡化石への保護剤塗りが行われていました。地層が傾いて坂になっているので、作業しづらそうですね。一度発見された足跡はすぐ風化が始まってボロボロになるので、こうした保護はすごく有効です。来年の発掘まで持ってくれることでしょう。

さて、ハンマー隊のようすです。多少作業場所が移動しています。たたく石に代わりはありませんが。おのおのタガネを石にあて、ハンマーでたたいています。石が割れたら即確認。1日中この繰り返しです。

では、そんな苦労の成果、見せてもらいましょう。お、これは。形から言うと指骨(指の骨)ですね。こちらはウロコ。光るひし形がキレイです。こちらはワニの歯。貝化石の脇にありました。こちらはワニの歯だと思うのですが、特有のシワが見えませんね。

さて前線では、掘削と平行して、ボーンベッドの石をたたき始めています。少しでも作業しないと追いつきませんから。ま、なかなか思うようには見つかってくれませんけど。

すっかり秋の空となったお天気ですが、発掘終了までは持ちそうです。何より発掘が無事終えられそうと言うことを感謝しつつ、今日の発掘日誌、終わりにしたいと思います。ではでは。