■新たなボーンベッドを求めて

千秋です。こんにちは。

8月31日月曜日分の発掘日誌、それでは始めさせていただきたいと思います。

今日の天気はくもり。気温が上がりません。風も強く吹き、涼しいというより肌寒ささえ感じます。午後には細かい雨も混じりました。

さて、前線のようすです。元のハンマー隊や前線の場所は、もう土の山の底です。これからさらに土が盛られていくのでしょうね。

さてその土の掘り返しですが、埋積状況が不明なためか、端の方から(つまり奥)、崖のそばの岩を露出させることにしたようです。今日は1番上の地層面の確認をしています。1番上といっても、先日まで出していた足跡の面とほぼ同じ層準らしいんですね。今、ジョレンで砂利を掻き出している面には植物化石がついていました。

さて、ハンマー隊のようすです。週明けにかけてメンバーの入れ替えがあり、発掘初心者が多くなりました。地質調査の経験はあっても、さすがに恐竜の発掘調査は初めてでしょう。まず、岩石用ハンマーに慣れ、岩相を見、化石を覚えてもらわなければなりません。ま、最初はなかなか大変です。とにかく、変わった形・色のものがあったら、見てもらいます。実地訓練ですね。

前線では、こんな獣脚類の歯が出ていました。早く見つけられるようになるよう、目を見開いて観察しましょう。といったところで、今日の発掘日誌、終わりにしたいと思います。ではでは。