■摩訶不思議な球体

千秋です。こんにちは。

8月28日金曜日分の発掘日誌、それでは始めさせていただきたいと思います。

今日の天気は日が差さないので、暑くはありません。雲の動きが多少怪しいのですが、雨が降りそうで降らない発掘現場です。

さて、前線の場所では土砂の除去作業の方が行われていました。昨日まであったボーンベッドの場所は、もう土の底です。これからしばらくはこの作業が続くのでしょうね。地層が傾いていますから、第2次の調査面までは相当掘り返さないといけないはずです。

さて、ハンマー隊のようすです。今日は作業場所を丘の上に戻しています。石も昨日までのボーンベッドのものが来ているようです。これは期待できますか?

お、何か発見、ですか?ん、棒状の?おー、骨ですね。右端は骨の関節部でしょうか。こちらは、シダ植物ですね。本当にキレイですね。おお、竜脚類の歯、でしょうね。いい感じです。で、見せられた化石。‥‥球体です。卵ですね。小さいから恐竜の可能性は薄いですけど。しかし、石の中にこんなのが入っているなんて本当に摩訶不思議です。

さて、午後4時半となりました。そろそろ今日の後片付けをしましょう。ささ、お手持ちの貝はないですか?貝も大事な資料ですよ。化石の記録&梱包もちゃんとお願いします。さ、今日も一日、お疲れ様でした。といったところで、今日の発掘日誌、終わりにしたいと思います。ではでは。