でかい獣脚類の歯!




千秋です。こんにちは。
8月27日木曜日分の発掘日誌、それでは始めさせていただきたいと思います。
今日の天気はくもり。現場には涼しい風が吹き、本当に秋の気配?という感じです。
さて、前線のようすです。ボーンベッドはついに掘削が終わったようです。底から上げてあった岩をアイアンで割りながら、洗い→確認といった作業が続けられていました。しっかり見ないといけないので、責任は重大です。がんばってください。
さて、これが昨日までの前線。土砂ばかりでもう見る影もありません。
え?わ、ちょっと!獣脚の歯、発見のようです。しかも、うわ!でかい!福井の現場で最大でしょう。フクイラプトルより2まわりくらい大きい感じです。隠れた部分を早くクリーニングして、全体を見てみたいですね。歯の左側端のセレーション(ギザギザ)、画面で見えますか?これはキレイです。
さ、大物発見で士気は上がりましたでしょうか?この調子でバンバン見つけていきましょう。
さて、ハンマー隊のようすです。とはいえ、状況は変わらず。石の中に骨化石がないのを確かめることも、大事な仕事だとはいえ、報われない作業ですね。
一応、発見があることはあるのです。これは密集して発見されたウロコ。ほぼバラバラで発見されていますので、これは貴重な標本です。
とまあ、嘆いても始まりません。このテンバコが「重要」とマークされた標本でいっぱいになるよう、明日もがんばりましょう!といったところで、今日の発掘日誌、終わりにしたいと思います。ではでは。